表面界面物性研究グループ

准教授
野内 亮
Ryo Nouchi

C10棟8階807 [内線3628]


電子デバイスの構造には様々な界面が内在しています。代表的な電子デバイスである電界効果トランジスタの場合、電極から電極/半導体界面を通って電荷キャリア(電子など)が注入され、注入されたキャリアは半導体/絶縁体界面の近くを動いて、最終的に反対側の電極へと抜けていくことで電流が流れます。従って、これらの界面を理解しうまく制御することで、電子デバイスの性能向上や新しい機能の付与が可能になります。また、逆の視点に立つと、デバイスの特性を調べることで、界面現象そのものについて調査可能であると考えることができます。当研究室では、デバイス構造による界面物性の理解、および、界面制御によるデバイスへの新機能付与を目指した研究を行っています。

また、最近では原子レベルの薄さを有する物質群(原子層物質)が手に入るようになってきました。代表的なものとして、黒鉛(グラファイト)の単原子層のみをはがして得られるグラフェンが知られています。原子層物質は究極的に薄いという構造的特徴を持っており、構成原子のほとんどが表面に属するため、周囲環境からの分子吸着などといった表面現象の影響を強く受けます。当研究室では、そのような表面現象を制御するツールとしてデバイス構造を用いるという、基礎科学的に新しい方法論「電界効果表面科学」の確立を目指しています。

 
電界効果による表面科学現象の制御学理の構築
スイッチャブル電極界面を利用したメモリ素子・タッチセンサの動作原理実証
原子層膜への電極界面の基礎的理解と制御
有機半導体への電極界面の基礎的理解と制御
原子層膜を用いたセンサー関連技術の開発
有機半導体素子の周囲環境分子効果の解明